「嫌われてもいい」覚悟をもって相手と向き合うこと

嫌われてもいいって思えないなら、教育の仕事なんかできません。

 

ある生徒さんが、翌日に受ける英検の勉強を全くしていませんでした。

ちょうど、彼女の学校の文化祭の時期とかぶっていたので、準備で忙しく、勉強する暇もなかったのでしょう。容易に想像ができます。

 

でも、そんなの前々からわかっていたことです。
申込む際にスケジュールは確認したはず。

生徒さんにどうするか問うたら、すぐにこう言いました。「今回は諦めようと思います」と。

 

私には、ちょっと、意味がわかりません。

 

受かる自信がないのでしょうけれど、それは自分の勉強不足が生んだ結果に過ぎません。

 

申し込んでお金を振り込んでくれた親御さんに対して、申し訳ないと思わないの?

自分が一度やると決めたことを曲げて、悔しくないの?恥ずかしくないの?

試験は明日。

あと一日、たった一日出来ることを精一杯やろうと思わないの?

見損なったよ。

あなたはそうやって、一度決めたことを曲げて、誘惑に負けて、言い訳して、流され続ける、そんな人生を送りたいわけ?

よく考えなさい。

 

ほんとうにこんなことを言いました。

 

文字に起こして冷静にみたら、我ながらめちゃくちゃ怖いです。

 

でも、

どうしても許せなかった。

 

林修先生が、「勉強は贅沢」とTV番組で言っていたけれど、まさにそうなんです。勉強ってほんとうにお金も気力もたくさん必要で。
それをしたくないなら、さっさとやめたらいいのです。

しかも今回は、義務教育ではない、自主的に受ける検定試験。

彼女のレベルでは、楽に受かる級ではない。自主学習しなければ絶対に受からない級を受験するのです。

それなのに何も出来ていない。

 

その理由は、スマホ依存。スマホがあるせいで勉強に集中できないと。

 

許せないです。

 

だから言いました。

こんなことを言いたくなかったですが、言いました。

泣かれました。

できることなら泣かせたくないです。誰だってそうでしょう。好きで相手を泣かせる人なんていないはず。

 

短期的にみたら、泣かせない方がいいに決まっている。

でも、今回のことから、彼女には「将来の自分」のことまで考えてほしかったのです。

 

スマホなどの誘惑を言い訳に、自分の意思を曲げてしまう。それでいいのか。

一瞬の楽しみのために、自分にとって大切なものを見失っていいのか。

 

それはダメだと私は思いました。

 

だから言いました。

 

私だって人間ですから、人からはよく思われたいし、いい先生だと思われたいです。できれば、優しくてわかりやすくて、愛情深い先生だと思われたい。

だからこそ、厳しくても、相手には痛い言葉でも、言わないといけない。

嫌われて、契約を切られてしまったら、それまで。

 

それでも、彼女の中に何かを残したかった。

 

そんな気持ちです。

 

人間なので、嫌われるのはできるだけ避けたい。

でも、私は曲がりなりにも、いち教育者です。

自分の小さな感情よりも、子どもたちの将来を優先すべき。だから痛いことも言います。

 

嫌われたってかまわない。生徒さんたちの中に、何かを残してあげられるなら。

 

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