叱る・苦言をするコツ 角を立てずに相手を動かす言い方とは

先日のブログやる気を上げる言葉!「主語」に注意するだけでこんなに変わるにて、相手を上手にやる気にする言葉がけの方法をご紹介しました。

具体的には、誰かをやる気にしたい、誰かを育てたい時は、ほめるのではなく、感謝する、気持ちを伝えるという内容です。
ほめる行為は、上下関係が前提にありますので、知らず知らずのうちに相手を下に見ていることが伝わってしまうから、ほめるのではなく、感謝することが有効です。感謝であれば、対等な関係であることを伝えられるのです。

「叱る」ときも、主語に注意

実は、この方法は「叱る・苦言を呈する」シチュエーションでも効果的です。

叱るときに、「あなた」を主語にしてしまうと、何が起こるでしょうか?

「あなたはダメだね」
「あなたはこういうところが良くないね」
「あなたは、ここを直すべきだよ」

読んでみて、…どうですか?
なんだかすごくイラっとしませんか?

「あなた」を主語にして叱ったり苦言を呈したりすると、ほめる時と同じように、相手を評価する言い方、つまり上下関係を生む言い方になってしまいます。

さらに、弱点をダイレクトに指摘されているので、相手からの反発を生みます。正論ほど相手を傷つけるものはありませんからね…。「あなた」を主語にした言い方だと、相手が受け入れてくれない、さらに信頼関係を壊してしまう可能性があるのです。

主語を変えると…?

これを、「わたし」主語で言ってみると、どうなるかというと、

「わたしは、あなたにこれをできるようになってほしいんだよね」
「あなたがそれをしなかったなんて、私は悲しい」

あくまで自分の気持ちを述べているだけですから、攻撃力は下がるでしょう。(ただ、良心に訴えかけられる感じがするので、違った痛みがありますね…。)

上下関係を前提にした押さえつけ感もないですし、自分を直接批判されるわけではないので、相手も聞く耳をもってもらいやすくなるのです。
応用テクニックとして、過去の自分の失敗を語ることもできます。

例えば、生徒が勉強をサボっている場合は、こんなふうに言えます。
「過去に(わたしは)勉強をサボって、後になってすごく後悔したことがあったんだよね。あの時は本当に何も考えてなかったなぁ~。。自分を呪ったよね。」
「だから、(わたしは)あなたに同じ苦しみを味わってほしくないの。」

ここまで言われたら…考えざるを得ないのではないでしょうか。
勉強が大嫌いな中学生でも、ここまで言われると、考えてくれます。サボりグセのある部下にも有効でしょう。相手はあなたの言葉を受け止め、考えてくれるはずです。

自己開示を上手に使うと人は動く

また、この話し方には「自己開示」という心理テクニックも使われています。
自分のことをさらけ出してくれた相手には、警戒心を解き、安心して話をしてもらえるのです。特に、失敗談のような少々恥ずかしいものなら余計に、警戒心が和らいで、相手も本音を話してくれるでしょう。

叱る・苦言を呈するときこそ、「あなた」ではなく、「わたし」の話をしてみてください。

 

 

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