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人を動かすために必要なことはすべてアリストテレスが教えてくれた

「人を動かすにはパトス、ロゴス、エトスの3つが必要だ」

アリストテレスはそう書いたらしいです。

 

パトスは情熱、

ロゴスは論理、

エトスは信頼

 

 

私は家庭教師ですが、勉強を「教える」ことだけが仕事、というわけではないのです。

もちろん、部分的には正しいのだけれど、教えるのがすべてではありません。

 

勉強が嫌いな子どもの成績を上げるには、「教える」というよりも「動かす」アプローチが必要です。

 

好きなことなら放っておいても勝手にやるでしょうが、嫌いなことなんて、やりたいはずもありません。放っておいたら、やらないだけです。

(本人の意思に任せましょうと言う人もいますが、あれは現実から目を背けているだけだと私は思っています)

嫌いなことをする、させるのには大きなエネルギーが必要ですから。

 

人を動かしたいと思ったら、先の三要素、パトス、ロゴス、エトスが必要。

 

一番簡単なのはロゴス、つまり論理です。

人を動かすために、それをする上での必要性や理由、目的、手順を論理立てて説明するのは、訓練さえすれば誰だってできるようになります。

 

次にパトス、情熱です。

その事柄だったり、教える内容だったり、相手のことを好きでなければ情熱は生まれてきません。どれだけ対象に興味を持ち、燃えられるか。つまり好きになれれるか。

 

そして、一番難しくて一番重要なのはエトス、信頼です。

信頼関係は一日で構築することはできません。

コツコツ作り上げていくよりほかありません。

そして一瞬で崩れる脆さも孕んでいます。

 

同時に、信頼関係があれば論理も情熱もなくてもどうにかなってしまうくらい、信頼関係は必要条件。

 

相手を見て、自分を磨いて、信頼される自分でいること。

勉強しない教師に、勉強を教わりたい生徒なんていない。自分はきちんと背中を見せられているだろうか。

 

 

一日の終わりに、今日の自分はどうだっただろうかと振り返りながら思うのです。

あの話し方は論理性に欠けるな。

もっと情熱的に語るにはどうしたらいいんだろう。

信頼関係を崩さないようにするには、自分は何を気を付けるべきか。

 

どれか一つだけではダメ。人の人生を背負うなら、全部を磨かないと。

 

この仕事を始めたばかりの頃は、何をしていいのか、どうしたら相手は動いてくれるのか、わからずにずいぶんと迷いました。

様々な要素があるでしょうが、この3つの視点で考えることが最もシンプルで普遍的だと思っています。

 

 

誰かを動かすために、この3つの視点で自分を見て、まだまだだな~と思ったりします。

奥の深い世界です。

 

一生勉強ですね。

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