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成功に必要な「錯覚資産」の作り方 学生は錯覚資産を作るために勉強すべき!

読書

こんにちは。横浜・鎌倉のプロ家庭教師 佐々木(@kateikyo_megumi)です。ずっとバタバタで、ブログを書けずにいました。今日からブログを再開しようと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、そんな状況でも読書と情報収集は絶えず行っておりましたが・・・Twitterを眺めていたら、なかなかどえらい本を発見してしまいました。

まずはその本のタイトルをご覧ください。

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

です。

人生は実力よりも、勘違いさせる力・・・!?

「人生は運と実力だ」普通の人は、そう思っているでしょう。

その常識を真っ向から否定し、重要なのは運でも実力でもなく、「勘違いさせる力」だと筆者は述べています。

 

学生の方は「え?どういうこと?」と思うかもしれません。

でも、社会人経験がある程度ある大人には、ちょっと心当たりがあるというか、もしかして・・?と思うタイトルだったりしますよね。

私個人的には、学生さんが社会に出てはばたく前に知ってもらいたい内容です。

なぜなら、学歴はこの本でいう錯覚資産、すなわち「勘違いさせる力」の源に他ならないから。

いったい、どういうことなのでしょうか?

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勘違いさせる力「錯覚資産」とは

さて、まずは勘違いさせる力とは何なのでしょうか?

・売り上げを半期で〇%増やした

・ベストセラー本の作家、

・超有名大学の出身

そういうわかりやすい実績があると、周囲の人は

この人はすごく優秀な人なのでは?

と思い込みます。これを「思考の錯覚」といいます。

 

本書によれば

「人々が自分に対して持っている、自分に都合のいい思考の錯覚」は、一種の資産として機能するということだ。本書では、これを「錯覚資産」と呼ぶ。

 

勘違いさせる力は、すなわち「資産である」というのです。これはなかなか新しい考え方ですね。

 

「よい思考の錯覚を起こさせるもの」を持っていると、周囲の人は「この人は優秀なんだ」と思い込みます。いわゆる有名大学卒であるとか、なんらかの大会で優勝したとか、そういう実績ですね。

 

優秀なんだと思い込ませることができれば、就職面接で有利になり、より給与の高い企業に就職できるかもしれません。勤めた企業で昇進したり、年収を上げることだってできるでしょう。

 

さらに、実力があると周りの人が錯覚するから、良いポジションを手に入れられる、つまり本当に実力をつけられるチャンスをより多く得られる

 

つまり、錯覚させる力は生涯においてお金を生み出すということ。なるほど、そういう意味ではたしかに資産ですね。

きちんと努力すれば、「錯覚資産」が本当の実力に転換する可能性も、もちろんある。

すごい話ですよね。

 

人間の脳は「錯覚資産」で判断する

この「錯覚資産」は、心理学でいうと「ハロー効果」という現象からきています。

「Hello」ではありません。「Halo」です。これは日本語では後光効果といって、何か一つが優れていると他のところまで優れて見える、という思考の錯覚を意味しています。

さらに、これは本書の最後に書かれますが、脳には3つの「過剰なクセ」が存在します。

【一貫性】…過剰に一貫性を求める。

【原因】…過剰に原因を求める。

【結論】…過剰に結論を急ぐ。

 

脳は、一貫しているものを真実だと思いこんでしまいます。「あの人は何をやっても優秀」あるいは「あの人は何をやってもだめ」がそれに当たります。だめだと思われている人が良い成果を出したとしても、脳の一貫性に反するため受け入れることができません。だから、「たまたま運がよかった」とか言われてしまうのです。

さらに、脳は過剰に原因を求めます。偶然成功したとしても、「成功したのは実力があるから」と思いたくなってしまうのです。

加えて、脳は結論を急ぎます。必要なデータがなくても、思い浮かんだ情報だけで結論づけてしまうのです。

要は、「一貫性、原因、結論」の 3つを過剰に求める傾向に注意していれば、自分の思考の錯覚に気づいて修正しやすくなるし、他人の思考の錯覚を利用して、自分に有利に物事を進めることができる、というわけだ。

 

な、なるほど。

これを心得ていれば騙されないし、判断を誤ることもない。さらに、自分に有利に物事を進めていける・・・これは、知らなきゃ損ですね。

錯覚資産の作り方

さて、

きっと、この記事を読んでいる人が気になっているのは、「ハロー効果というものがどういうものか」ではないはず。

一番知りたいのは、「どうすれば成功できるのか」ですよね。

それについても、明確に本書に書かれています。

わらしべ長者の戦略だ。まずは、小さなハロー効果を手に入れる。その小さなハロー効果をテコにして、もう少し大きなハロー効果を手に入れる。

そう、錯覚資産は「資産」なので、適切に運用すればその価値が増えるわけです。

まずは小さなハロー効果を手に入れて、そこから得た機会等を生かしてさらなるハロー効果を手に入れ、大きくしていく。

というのがハロー効果獲得戦略なのです。

自分に才能があるかないか? を悩む時間があったら、その時間を、単純に、試行回数を増やすのに投資したほうが、はるかに成功確率が高くなる。

 

実力があるかないか、向いているかいないかを考える時間はない。その時間にできることをやりましょう。

とにかく最初のミッションは、小さくてもいいからハロー効果を手に入れることです。試行回数が増えれば成功する可能性も高まり、その成功からさらなる成功を得られる可能性はどんどん上がる。

始めるなら、小さくてもいいから早いほうがいいのですね。

たしかに、資産形成も「まずは小さく始めて経験を積む」のがセオリーだそうです。そこから生まれた利益を、さらなる投資に回すと。

 

これと同じで、

①まずは小さな成功体験から「錯覚資産」を作る。

②その体験をもとに「私はこんな実績があります」とアピールする。

③そしてさらに大きなことにチャレンジし、実績を作る。

 

なんだか本当に資産運用みたいです。

 

学生よ、錯覚資産を作るために勉強しよう。

学生さんと話をしていると、「なぜ勉強しないといけないの」「なぜ大学に行かないといけないの」という疑問をぶつけられることが多々あります。

でも、ここまで読んでくれた賢い人は、もう気付いているはず。

学歴は「錯覚資産」なんですよ。

 

たとえばあなたの学校に、教育実習生が来て、自己紹介をしたとします。「偏差値45の名前も聞いたことがない大学から来た」という人と、「早慶から来た」という人の二人がいたら、どう思いますか?

多くの人は「早慶すげえ、頭いいんだろうな」と思います。

もちろん、学歴が良ければ教え方がうまい・・・とは言えません。でも、学歴がいいと、第一印象で「わあすごい」と思ってしまうのも事実。

能力が全く同じ二人だとしても、学歴で与える印象が全く違います。

だから、学生さんは、錯覚資産を作るために勉強しておくべきです。ハッキリ言ってしまうと、錯覚資産を作るために学歴を持っておいた方がいいです。

社会に出ると、こういうことを嫌でも経験するので、「錯覚資産の大切さ」を肌で理解しています。

だから、子どもにはできるだけ勉強してほしいと思うものだし、大学まで行きなさいと言ってくるのです。

 

学生さんにとって、錯覚資産を作れる場所は「学校」くらいしかありません。まあスポーツでものすごい成果を出しているなら別ですが、多くの人はトップアスリートではありません。

「学歴だけで評価するな」と言われますが、やはりまだまだ日本は学歴社会です。

 

学歴は立派な「錯覚資産」です。

 

キレイゴト抜きで言ってしまえば、学歴があった方がどうやっても人生有利です。周りからも評価されますし、就活有利になりますし、婚活だって強いです。「結婚相手はMARCH以上じゃないと話にならな~い」とか言う女性、すっごく多いですから。

この事実を知ったうえで「人生は学歴じゃないよ」なんて私には口が裂けても言えません。これは、ある程度社会経験を積んで、社会人としての錯覚資産を作った人だけが言っていいセリフです。

悪いことは言いません。勉強は頑張っておきましょう

そして大学でしっかり勉強なり研究なりサークル活動なりボランティア活動なりで錯覚資産形成を。

そこら辺をちゃんと考えながら、学生生活を送ってほしいものです。

「錯覚資産」が気になった方は読んでみてね

『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』、この本は今までになかった視点からの成功法則について書いた本です。

  • 今の環境でうまくいっていないと感じている人
  • これからを生きていく上で何が必要なのか知りたい人
  • アイツがなんで自分よりも出世するんだと思ったことのある人

少しでもピンと来た人はぜひ読んでみてください。

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