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『話にオチをつける技術 伝わり方が劇的に変わる6つの話術』 《書評》

読書

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本屋さんをウロウロしていたら、この黄色い表紙にドーンと「オチ」と書いてある本書を発見。こんなに「オチ」を主張してくる本は初めて見ました。気にならないわけがないですよね。

中学生と話をするときは、わかりやすさよりおもしろさのほうが重要だったりするもの。良いオチは生徒さんの理解を促進するし、勉強嫌い克服に役立つはず!そう思って購入しました。今日はこちらの本の概要と書評をご紹介したいと思います。

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面白い話は「フリ→オチ」

話には起承転結が重要といいますが、なかなか難しいもの。
本書では、話は「フリとオチ」の二段構成でOK!と書かれています。

フリとは、状況説明や設定紹介のこと。オチまでの設定紹介です。

 

フリの作り方の注意点

ギャップを大きくする

面白い話とは、どんな話でしょう?

答えは、ギャップの演出です。フリで予想できるオチと、実際のオチにギャップが大きいほど、聞き手の予想は裏切られ、笑いや驚きが生まれます。

オチを予想させること

フリで大切なのは、状況がしっかりイメージできること。

状況や背景の説明や描写が足りないと、聞いている人は「?」になります。

オチがバレるフリにならないこと

とはいえ、フリを詳しく話しすぎると、オチがバレてしまうかもしれません。状況説明はしっかりするけれど、オチはしっかり引っ張って隠しておきます。

 

長すぎるフリにしないこと

フリが長ければ長いほど、オチに対する期待度は高まります。

つまり、フリを長くしすぎると、話に対するハードルが上がってしまう。これで面白くないオチを展開してしまったら、相手はがっかりするでしょう。

6つの話術(オチの作り方)

では、相手に「面白い」と思われるオチはどうやって作ればいいのでしょうか?本書では相手に笑いや驚きを与えるオチの作り方を6つ紹介しています。

謎解き話術

謎を抱えたまま話を進める話術です。

フリに「謎」を仕込んでおくのがポイントで、オチでその謎が明らかになります。相手の頭にハテナマークが生まれるため、話を最後まで聞いてもらいやすくなります。

 

勘違い話術

意味の取り違いがオチになっています。

 

へりくつ話術

質問や疑問に対するへりくつな解答がオチになります。

窮地に追い込まれた話ピッタリ。逃れようと必死な感じがおもしろさを生みます。

 

言葉遊び話術

言葉の解釈の取り違いがオチになる話術です。

揚げ足取り、同音異義語、音の響きなどをうまく使うことで相手をうならせる。うまくいけば頭のいい人という印象を与えることができます。

 

お前が言うな話術

「あなたには言われたくない」とツッコめるオチになっています。

自虐ネタを上手に使って、くすっと笑わせる。親近感を抱かせることができます。

 

どんでん返し話術

最後の最後でひっくり返るオチ。安定した話から不意打ちを与える話術です。

 

感想:ちょっと専門的?

この本を読んで役に立ったのは、「話の構成はフリ→オチ」という点。

起承転結を考えるのではなく、オチを構成して、そのためにフリをどうするかという点です。

本書では、例題やサンプルの文章がついていて実践的ではあるのですが、初心者の方には少々難しいかなと。

すべらない話ができるようになりたいとか、かなりお笑いや話術に力を入れたい人はいいと思うのですが、6つの話術は少々実践が難しいかな?という印象を受けました。

知識としては、とてもおもしろいと思いますし、この6つを普段から意識しておけば、話がすごく上手い人になれると思います。

こんな人にオススメ

作文の構成に悩む人

作文や論文を書く時に、何を書いたらいいのか分からない人、とりあえず書き始めたけれど序章で詰まってしまう人には、「フリ→オチ」で書くという公式を覚えておいて損はないと思います。

多くの人が、作文や話し方で失敗するのは、考えなしに始めてしまうから。

先にオチを構成しておいて、そのためのフリを考えるという順番で話をするようにすれば、たいていの説明や表現はうまくいくと思います。

話が長すぎる人

話が長い人も同様ですが、考えなしにとりあえず始めてしまうのが最大の問題。

オチから先に考えて、オチに持っていくためのフリをどう作るか、どうオチに持っていくか。その二段構成を頭に叩き込めば、話が長くてオチがないという悩みは解決できるかと思います。

割と本気で笑いを取りたい人

本気で話術を研究している人にはなかなかおもしろい本だと思います。6つの構成はとてもためになるのではないかと。

紹介した書籍

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