学校の勉強は社会で役に立たないと言っている奴に物申したい。学校の勉強は役に立つ

こんにちは。佐々木です。

Twitterを巡回していたら、気になるツイートを発見しました。

 

よくありますよね。「学校の勉強は社会で役に立たない」論。

連立方程式を教えれば、「こんなの将来使わない」

歴史を教えれば「俺はいまを生きている」

英語を教えれば「俺は日本人だ」(最近こういう人は減りました)

理科を教えれば「私は文系です」

 

みたいな。

勉強が嫌い、勉強が苦手な人と話をすることが多いので、しょっちゅう聞きます。

 

「学校の勉強は将来役に立たない」のでしょうか?

 

私は全くそう思いません。

 

知らないことは知らないまま

「学校の勉強は必要ない」と語る人は、学校の勉強が必要ない世界で生きているのだと思うのです。

人間は、知らないことは思考できません。

 

例えば、学校で「虹は何色か」を学んだのではないでしょうか。

日本では「虹は7色」と学びます。赤・橙・黄・緑・青・藍・紫ですね。

ですが、ほかの国では「虹は6色」と教わります。藍色という概念がないためです。

ほかの国では、虹は3色とも教わるそうです。そう教わった国では虹は紛れもなく3色なのでしょう。でも、私たちは藍色という色を知っているから、虹が7色だと知覚できます。知っているから。

虹は3色だと信じている人に「虹は7色」と言っても伝わらないでしょう。

知っているか知らないかで、ものの見方は大きく変わります。

知らなければ、その世界を見ることはないのです。

 

学校の勉強をきちんとしてこなかったら、学校の勉強内容を知らないわけですから、学習内容に出会ったとしても「これはあの時習ったやつだ」という気付きには至りませんね。スルーして終わりです。

 

だから、学校の勉強をしていない人は「学校の勉強なんかしなくても生きていけるよ!」と主張します。

そりゃそうだ。なぜなら気が付かないから。

 

学生時代に勉強しなかった人は、学生時代に勉強してきた人が見ている世界を見ることはないのです。

 

大切なのは「考え方」

確かに連立方程式そのものは、社会に出て使わないかもしれません。

ですが、未知数が2つあるからまずは一つ消去して、ひとつずつ処理していけばいいという思考プロセスは大いに役に立っています。

因数分解だってそうです。直接は使わないかもしれないけれど、「共通因数をくくる」という手法は、話の中で共通部分を見出し、逆に相違点を明らかにするうえで役に立ちます。

歴史を学んだことで「人は古代からずっと争いを繰り返すものなんだな」ということを学ぶことができました。

このように「思考回路をつくる」という意味で、勉強は大いに役に立つと思っています。

英語を学んだことで、より日本語を知ることができましたし、そこに流れる言語観や文化の違いには大いに興味を持ちました。

理科から、自分が今見ている世界がどう形成されて、どう動いているのかがわかったときは「なるほど!」と思いましたし。

 

このように、直接使わなくても、考え方として役に立つことはたくさんありますし、知っていて損したことなんて一つもありません。

auのCMで菅田将暉さん扮する「鬼ちゃん」が息子役の鈴木福くんに語り掛けます。進学しないと話す息子に鬼ちゃんはこう言います。

「金の心配ならしなくていい。だってお前勉強好きじゃねーか。学んだことは誰にも奪われないから」

 

まさにこれです。金言ですね~。

学んだことは誰にも奪われない。形あるものは消えてなくなるけれど、学んだことは絶対になくならないし、どこかで残り続けます。

 

まとめ

勉強しておいて損なんて一つもないですよ。

だから、中高生には「勉強したって社会で役に立たない」論に騙されないでほしいです。学んだことは絶対に奪われないし、どこかで役に立ちます。本人も気が付かないところかもしれませんが、必ずあります。

勉強を「進学のためのチケット」ととらえるのも間違ってはいないのですが、それだけではもったいないとも思うのです。

せっかく学ぶのだから、面白さに気付いてほしいし、社会とのつながりを見出してもらいたい。

ささやかですが、自分の生徒さん達には、勉強する意味を一つでも多く語りたいし、それを聞くことで「ちょっとやってみるか」という気持ちになってもらいたい。

「勉強なんか」と思っている大人にも学生さんにも、届いたらうれしいです。

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