難しい問題を難しくしているのはいつだって自分自身だ

「うわ、無理です」
生徒さんが苦手な文章問題を見ながらつぶやきました。

数学の問題で、文章がずらずらと長い問題がありまして。文章が10行ぐらい書いてありました。数学の問題なのに。

正直、長すぎて、読むだけでも嫌になりそうです。

 

私たちは、パッと見た印象でものごとを判断しがちです。長い長い問題文を突きつけられると、それだけで「ああ、無理だ…」とあきらめてしまいがち。

 

シャッターが閉じる瞬間

いちど「難しい」スイッチが入ると、シャッターが閉じるように、その問題を解くことができなくなります。それがたとえどんなに簡単な問題であっても。

私はこれを「宇宙語」と表現しています。

自分の母語だと思えないくらい、問題文が読めなくなる感覚ですね。

ひとたび、日本語の問題が「宇宙語」になってしまうと、もう読解するのは難しい。

 

宇宙語はなぜ生まれる?

日本語を宇宙語に変えてしまうものは、何でしょうか?

問題が難しいのは、もちろんその問題自体が難しいということもあるのでしょうが、それだけではありません。

意外と多いのは、「自分自身がその問題を難しくしてしまっている」という場合です。

大概の問題は、文章量が多くて読みたくないから「無理だ!」と思いこんでいるだけ。というか、思い込みたいだけだったりします。

「無理」と決めつけてしまえば、その長ったらしい問題文を読まなくて済むわけですから。

 

まずは読んでみよう

私、世の中には3つの問題があると思っています。

ひとつは、難しい問題。
ふたつに、簡単な問題。
そしてもう一つ、難しそうに見える問題。

とくに数学と理科の問題では、冷静に読んでみると、大したことない問題がほとんど。冷静に数字を拾っていって、あとは公式に当てはめるだけ…ということが多々あります。

だから、生徒さんが嫌そうな顔をしたら、「まずは一緒に読んでみよっか!」と声を掛けます。一緒に音読しつつ、大切な数字を拾っていきます。

そうすると、解決の糸口が見えてくるもの。

 

 

「うわ、無理そう…」と呟いた生徒さん。

 

ですが、その後、こう言いました。

「無理そう…に見えたんですが、できる気がします。難しそうに見える問題にかぎって、よく読むと簡単なんですよね。まずはしっかり問題を読んでみます。」

 

そして、問題を読むこと、数秒後。

 

「…なんだ、簡単ですね。これならできますよ。」

今までのその子だったら、「無理だ」と飛ばしていたかもしれない問題。

 

ですが、一緒に問題を解いていくうちに気がついたようです。「長い問題も、きちんと読めば難しくない」と。これはその生徒さんにとっては大きな発見で、成長の第一歩です。

勉強も、決して難しくないのです。

 

難しくしているのは誰だ?

私は思う。これは勉強に限ったことではないと。

 

人間関係で、難しいトラブルがあったとする。たとえば、クレームをつけられた等。クレーマーは何を考えているのかわからない。厳しい言葉で口撃をしてくる。相手の言い分は理屈が通っておらず、わけがわからない。だんだん、宇宙語に聞こえてくる。

解決するのは難しいように思えます。

 

でも、実はそんなことはないのです。

実は、クレーマーの言葉を真剣に聞くと、そこにあるメッセージは宇宙語では無かったりします。

シンプルに「僕の話を聞いてよ!」「かまってよ!」「こんなに大変だったの!認めてよ!」だったりするわけですよ。だったら、しっかり話を聞いてあげれば解決できます。

 

問題を難しくしているのは、問題ではなく、自分自身かもしれません。よくよく問題を見て、背景にあるものを拾っていくと、実は大したことないのかもしれません。

必ずできると信じよう

「うわ、無理かも!」

そう思ってしまったときは、ちょっと立ち止まって、考えてみてほしいのです。

 

「本当に難しい?難しそうに見えるだけじゃないのか?」

まずは状況を整理して、状況をよく読んでみてください。

 

そうしたら、大したことない問題だと気がつけるかもしれません。

本当に無理な問題なんて、ありません。

 

私達の前にやってくる問題は、私達に解決できるものだけ。だから、大丈夫。

 

まずは視点を変えてみましょう。「うわ、無理」じゃなくて、「きっとできる。」

そう思えば、本当にできる気がしてきますから。

大丈夫。

 

ともに乗り越えましょう。

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