[書評]めんどくさくて、「なんだかやる気が出ない」がなくなる本

「めんどくさい」

家庭教師指導で、きっと私はこの言葉をあと1万回は聞くことになるでしょう。

勉強のやる気の最大の敵はこれ。「めんどくさい」です。このめんどくさい病、一体どうすればいいのでしょう…?

というわけで、本日紹介するのはこちら。

 

 

「めんどくさい」をやっつける方法が分かれば、勉強へのやる気はもっと上がるはず。ついでに自分のやる気も上がったらいいな~。そんな期待を込めて、本書を読みました。

やる気が出ない理由

やる気を出してもいいことが起こるとは限らない

現代は「やったらやっただけ伸びる」社会ではありません。

漫然とした「あきらめ感」が今の社会にはあると筆者は述べています。どんなに頑張っても使い捨てられる世の中。例えば、東京都知事。就任してもすぐに辞職に追い込まれることが続きました。日本の首都である東京都の知事ですらその状態です。現代社会に潜む「やる気を失わせる構造」が見えますね。

失敗したくない病

失敗したら取り戻せない空気も、やる気を削ぐ社会的要因になっています。現代の若者は特に、人目を気にしすぎだと筆者は警鐘を鳴らします。打たれ弱いのに、人から褒められたい、承認欲求はやたらと強い。ライバルに負けたくない、抜きん出たいという気持ちというよりも、自分を守りたい気持ちが強すぎるのです。

やる気を出さなくても困らない

やらなくてもすぐに食べられなくなるわけではないですし、やらなくても死にはしない。だからやらない…

本当はやらないと使い捨てにすらなれないのですけれどね…。

 

やる気が出ないを止めるコツ

ではいったいやる気を出すにはどうしたらいいのでしょうか?

そのための簡単なコツが幾つか紹介されています。

プラシーボ効果

プラシーボ効果をご存知でしょうか。

たとえ偽薬であっても、「効果のある薬です」といって飲むと本当に効果が出る心理効果のことをいいます。効果があると言われれば効果が出てしまうなんて、脳みそは複雑に見えて、意外と騙されやすいのですね…。

ということは、偽薬でも薬を与えれば脳を動かすことは可能なのです。

自分にごほうび

自分で自分にごほうびを与えること。

よく、他者からの承認がごほうびになるといいますが、筆者は他者からの承認よりも自分自身へのごほうびを重視すべきと書いています。

他人からの承認は相手次第であり、自分にはコントロールできません。もし相手が褒めてくれなかったら、「どうして褒めてくれないの!」とイライラして、嫌になってしまうのです。

やる気を出すためには、他人より自分をほめ、自分にごほうびをあげることにこだわったほうがいいのです。

 

まず動く!

やる気がでないときは、頭で考えすぎていると筆者は言います。
やる気を出すための一番手っ取り早い方法や、体を動かすこと。脳内にあるやる気スイッチ「淡蒼球」が反応します。

最初はいやいやでも、やっているうちに楽しくなって、いつの間にか時間が経っていた!という経験はありませんか。これは作業興奮といいます。作業を始めて、手足を動かしていくうちに脳が活性化して、やる気が出てくるのです。まずは動けということですね。

ワーキングメモリの活性化

ワーキングメモリとは、脳内の短期記憶のことです。いわゆる「テンパる」とは、ワーキングメモリがいっぱいになっていて、何をしたらいいかわからない状態。ゴミ箱が一杯でもう入らない状態ですね。

ワーキングメモリを活性化するためには、仕事をやりすぎないこと。いっぺんにたくさんの仕事を持ちすぎないこと。

テンパったら、一旦休憩して、[今日はこれだけ」と決めてしまうこと。
優先順位をつけて冷静に取り組みましょう。

希望を持つ

希望は捨ててはいけない!

やっぱり希望は大事!楽しいことわくわくすることを妄想するのは抗うつ効果もあるそうです。

若者よ、夢を見ましょう!

生活習慣を整える

脳の働きを整えるには、体から。良質な睡眠、食事をきちんととりましょう。

 

まとめ

一言でまとめると、「とりあえず動きなさい」というメッセージになるかと思います。頭で考えるのもいいけれど、考えれば考えるほど面倒くさくなる現代。それならばとにかく行動する。

調子のいいタイトルの本ですが、学ぶことの多い一冊でした。やる気の出ない人におすすめします。

 

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